ミドリカワ書房「愛にのぼせる夏休み!」@名古屋得三
「愛にのぼせろ」ワンマンの前哨戦という感じの弾き語りツアー。日帰りで行ってきました。本当は京都も行きたかったんだけどね、さすがに毎週新幹線乗るのはいかがなものかと思って…。
名古屋得三は、07年の増刊ミドリカワツアー以来でした。ミドフェスのときや今回も「名古屋は集客がないんだもの」とのたまってましたが、残念じゃないか。弾き語りとはいえ、増刊のようなゆるっと感じは少なくて、しっかり決められた曲目しっかり凝縮、という内容でした。アンコール含めてぴったり90分、たくさん聴けて楽しかったです。
セットリストは全会場共通とのうわさを聞いたので、ネタバレご注意を。
書房さんは「暑いんだもの」Tシャツで登場。得三ってステージ高いよね。以前行ったときは後ろのほうだったけど、見やすかったなあという印象だったし。
- グッドモーニング
- 「先生!(\先生!/)」のコールを、「カモン!」と要請する書房(笑)。そんなあんた1曲目でそのノリを客に求めるの?!と笑ってしまいましたが、地味に応える客席なのでした。ほんとにかわいい曲だよねえ。
- 誰よりもあなたを
- 「冷やし中華〜始めました〜♪」もしっかり。
- 銭湯の思い出
- Oh!Gメン
- ユミコ
- この曲は昔のアルバムに入ってて、知らない人も居ると思うのでお話しますと、この曲のモデルは釈さんですよって話。これ、定期的に言ってるね。今、こういう曲を誰かをモデルにして作るとしたら…「マリエじゃないですかね」w
- 君は僕のものだった
- ここからはピンクコーナー(笑)。「未成年の、18歳未満の方は、耳、塞いどいてくださいね!」「トイレ行けっていっても、詰まっちゃうし」でも、良い曲だから、あたしを男前だと思って聴いてねとのことで。この曲は「なんでだよ神様」のあたりが大変書房らしくて好きです。
- 雄と雌の日々
- 保健室の先生
- 私の恋愛
- ここからは、「もう恋なんてしないブロック」(笑)。
- I am a not a mother
- 許さない忘れない
- おばけ
- ここからは、夏だし、納涼的に「おばけ=この世のものではない人シリーズ」。去年の風呂ロックを思い起こさせるセトリでいいなあ。あのライブものぼせたもんなあ。
- 妹の日記
- おばけ以外に何を歌うのだろうと思ったけど…そうなんだよな、書房は人が死ぬ歌はやたら持ってるんでした。ギターだけのこの曲も、Dメロで胸を締め付けられる。歌い終わった後に、ちょっと改まる感じで、「メッセージ性のある曲とか、作らないんだけど、この曲は、作っちゃいましたねえ」「死んでしまう人に聴いてほしい」とか言ってた気がする…。思い入れがある、とも明言してたな。「バックバンドがいると、メンバーも嫌がっちゃうし。でも一人だったら歌えるから」歌ったと。以前のリキッドでも同じことを言って歌っていたねえ。「メンバーが」とか言うのは、書房なりの照れ隠しのような感じもして、そういう葛藤がある意味でも思い入れがあるのかな。
- 片想われ
- 「悲しい曲はこれくらいにして」と仕切り直し。「男の子一緒に歌ってくれたら嬉しいわ。これ、男子の本音だし」(笑)。盛り上がる曲かと言われると、そうでもないよねこれwむしろちょっと悲壮感あるよ。
- ミドシンを聴きながら
- 「片想われ」のあとにこの曲はなかなかニクいと思う!男子の本音と女子の実態(違う)。男子はヤリたいときにヤレたらいいけど、女子はヤリたくなくてもできるのよ。
- 黙って俺がついて行く
- 魔法にかけて!
- コードが割と忙しいので、長い左手の指がちょこまかと動くさまを観察してしまいました。「さっき調査した通り、未成年の人いないみたいなんで」「娘さんか、姪っこさんが受験するときは、ぜひ、神戸女子大学を!」w
- 熱海
- この曲、書房本人がすごく気に入ってるんだなあと分かる。ついに「愛にのぼせろ」ってタイトルだと思いこみそうになるよ。
- EC1:コスモス
- アンコールすぐ出てきた!トイレ行こうと思ったらすぐ出てきたので行けなかった。「早い?あんまり待たせてもなあって思って」「じゃあ歌いますかねえ…(遠い目)、歌えってことでしょ?(くるっと客席を見て)」wこの曲は、「愛にのぼせろ」に入れたかったんだけど、また「ダメっつって。そんな面白い曲でもねえしって」「ハァ?!っつって、ケンカになりましたけど」「嘘です。基本温厚ですからね、ケンカしませんよ。はいはい言ってるだけ」(笑)。確かにこの曲のほうが、アルバムのコンセプトに合ってる気がする(銭湯とかより)。でもアレンジの仕様がない感じもするのよね。弾き語りで完結してる。
- EC2:リンゴガール
- 以前の得三でも、最後リンゴガールだったなあと思いだしながら、終了。「あれやってないわって曲が、あるでしょう?」って、みんなで歌おう〜みたいな空気作ってました。優しい雰囲気で、ほっこりしました。
1年に一度くらいはね、名古屋にも来たい、ていうか名古屋以外にも来たいんだけど、なんせ貧乏なんでと(笑)。でもこのツアーは一人で考えて一人で来ましたからねえ、誰もスタッフ来てないわ、とのことでした。なんで物販もないんだけど、CD持ってきてたらサインするわよーとのことで、最後にサイン会やってました。書房さん、良い表情してたなあ。ここ最近の、地に足がついている感じ、心に余裕がある感じは、やっぱり事務所のバックアップのおかげなのかしら。