角座若手開幕シリーズ第2夜・さらば青春の光のライブ〜東京上陸大作戦〜@新宿角座

新宿角座は元シアタートップスの場所にオープンした松竹の持ち劇場で、入れ物そのままにとっても綺麗になっておりました。トップスのベンチ的座席が懐かしかった。松竹が力入れてる感じが伝わってきたよ。その出来立て角座デビューは、さらばの東京単独(っていうか初単独)でした。ちょう嬉しい。なんて素敵な抜擢。
大阪でも単独したことないのにと本人たちも言ってたけど、やっぱり最近関西の賞レース常連だし、シティとのツーマンもあったしで、会社に目かけてもらえるようになってるんですかね。良きことですね。チケットが売れてないと散々言われてたんですが、お客さんいっぱい入っててふたりも喜んでたし、また客席がすごいあったかくてさー、良いライブでした。ツーマンのときとは違った印象もあって、ますます応援したいコンビです。



開始の明転後、「チケットが売れなかったため、さらば青春の光は現在、アルタ前で手売りをしています。あと40枚チケットが売れたらライブを始めます」というアナウンスがwそしたら客席の真ん中あたりから「ふざけんじゃねーよ!」と森田氏が!警備役の東口氏ともんちゃく*1したあと、「もういい!俺がやってやる!」と舞台に駆け上がって、タイトルコール、スタート!→オープニング映像でした。映像もベタに街中を走り回るザ・若手って感じだし、音楽は全編通してハイロウズで、彼らにぴったり。

  • コント「告知」
  • コント「親子」
  • コント「正門」
  • 映像「どっきり企画1」:普段ケチな森田にお金を貸してほしいと相談したら
  • コント「取り調べ」
  • コント「同窓会」
  • 映像「どっきり企画2」:生粋の女好き東口に女の子を紹介したら
  • コント「遊園地」
  • コント「ラーメン屋」
  • 映像「どっきり企画3」:2人に移籍の相談をしたら
  • コント「上司と部下」
  • コント「ご臨終」

見たことあるネタは「取り調べ」と「同窓会」と「上司と部下」の3つでした。「同窓会」のネタは、もともとバイト先でマジシャンになろうと思うと森田氏が言う設定のやつでしたが、同窓会でマジシャンになった森田氏と東口氏が再会、と変えられており、展開もそのままでした。なんで変えたんだろー。ノリが良くなってこっちのほうが好きだったのでいいけど。あとは「正門」が見れて嬉しい!いやーゲスの極みで最高でしたよ!東口氏がどんどんおかしくなっていくのが素晴らしいですね。やっぱりさらばのあの泥くさい感じが好きだわあ…少年漫画と青年誌の狭間にいる感じです。

映像も、どっきりのふりしてまるごとコントだったし。ふたりとも演技と間に味があってお上手だな。森田氏の滑稽さも良いのですが、東口氏の人を食ったような振る舞いがあってこそだと思うし。東口氏のフレーズは地味にキレていて、大変注目しがいがありました。「横着すな!」「まあまあ口悪いな」等がツボ。先日テレビで観たときも、「上司と部下」での「…的なね?」の言い方がすごく上手だなあと思ったんだよねえ。あと東口氏、「ラーメン屋」のときに、机にはクロスがかかっていて足は見えなかったのですが、笑いながらぱたぱたと足踏みをしていて、そこまでウケる演技をしているのが、すごくいいなーと思ったり。めちゃくちゃ観察してるやん、わたし…。
最後の「ご臨終」は、ひとつめの「告知」と同じ先生という設定で、最後らしくめちゃくちゃなコントで楽しく観終われました。このコントのつなぎは、ツーステのときにうしろシティさんから学んだオシャレなことなんだそう(笑)。森「オシャレなのなんかできんなー!大阪の泥臭さとか顔芸出して行こうやー!」と主張していましたけれど。軽くバカにしていたよね。よっぽどシティのが鼻についたんだろうねw

大阪の人のコントをがっつり観たのは久しぶりで大変楽しかったです。うしろシティと共通点も見えたりして、大変比較しがいのありそうな2組だなあと。また東京でさらばの単独が観れますように。


余談ですが、最初に行った荒波部屋のとき、オノヨーコの横田氏は漫才のマイクのタトゥーを入れていて(そういうちょっとイタいところがある人なんだけれども)、それを見た森田氏が「俺ら(タトゥー入れるなら)やったら学生コントやから学生服とかで」と言っていて、ふんふんそうなんだと思ったのですが、あんまり学生コントに巡り合えたことはないのよね。

*1:「こんなに(客)入ってくれたら感謝しかねーよ!」「普段コントしかやらないくせにちょろっと漫才やったらMー1の準決勝まで行ってしまった」などなどw