「アール・ブリュット・ジャポネ展」@埼玉県立近代美術館

アカデミックな美術教育を受けていないひとたちが生み出すかたち。自由な発想と創るよろこびに充ちた作品には、人間の純粋な創造性を垣間見ることができます。文化の違いを超えて観るひとの心をとらえるアート、それが「アール・ブリュット(生〈き〉の芸術)」。
2010年に国内から63人の作家が参加してパリのアル・サン・ピエール美術館で開催された好評の展覧会が日本に凱旋。本展は第11回全国障害者芸術・文化祭埼玉大会のオープニング企画です。

規模も大きくとても良い展示でした。観ていてざわざわするもの、ほっとするもの、笑っちゃうものさまざまで面白かった。こだわりと発散が生み出す精巧さと自由さとかわいらしさ。自分のなかのルールに則ろうとして譲らない強さは圧倒されるなあ。あと、やっぱり個人の積み重ねを展示するっていうのは大事ですね。量って大事。
いわゆる障害者アートに限らず、この人は…?という人もおりました。やっぱり展示した段階で、作者とは一度乖離するものなのかなー。