JIMBOCHOトーク「先手文田、後手根建」@神保町花月

すっごく久しぶりの先手後手。ゲストとの対決制が定着してからは初だったし、対決トークを観るのも初めてでした。基本ふたりしゃべりが好きなので、なんとなく対決回はいいや、という気分でいたらずっと行きそびれてしまった…。今日のゲストはポイズン。ちょうど芝居で共演してる日程だったからか、追加席も出てて人いっぱいでした。

  • 根建氏の挨拶、「遅い時間に僕らのトークライブに…寝る時間を押していただいて…」は良いことばだなあ(笑)。根建氏ぱっつん前髪が伸びてきてかわいらしかった。さっくんヘアー。
  • 出てきてホワイトボードの盤枠をはがそうとする阿部ちゃん。文田氏の説明中もゲップをする阿部ちゃん。根「阿部さん今ゲップしたよね!?」阿「うなずいた音だよー」文「うなずいた音だよ」→根「いや今ゲップしたでしょ!」文「相方が説明してるー!ボケもせず頑張ってる!」(笑)
  • 駒を動かすのは文田氏と阿部氏でしたが、阿部氏がなかなか動かさないわ王将をひたすら前後させるだけだわでふざけまくり(笑)。先に言ってしまうと、対決したのは3回くらいで、スタートが遅かったにも関わらず史上初最速で決着がついてしまった。
  • 「家族」駒を素で「家旅」と間違えて書いていた阿部氏w吉「サーカス団の巡業の話だね」。
  • 根建氏の「喜怒哀楽の『哀』」の話が本当に切なかった。太一少年が小3くらいのころ、家族4人で一間で寝てたとき、まだ寝付いていなかった太一少年の耳に、ご両親の会話が聞こえてきた。父「なあ、お前さあ、太一と耕二(弟)、どっちが好き?」母「そりゃあ耕二でしょ」父「だな」で終了!客席もポイズンも同情でドン引きでした…吉田氏が「そんな過去があったんだ…」とか言うんだもの(笑)。文田氏もフォローしようとしてあげてたしね、結局やさしいのよね(←余計な感想)。
  • 家族の話はやっぱり物悲しいながらもテッパンで楽しいなあ。「哀」駒が勝ったので、またぶつけに行って文田氏→なんでそれ当てんだよ!と焦りまくる根建氏→いざ話すとき、「あ、俺が話す」とさっと立ちあがる文田氏!わあかっこいい!その話も、文田氏の第二次成長におけるご両親の話だったのですが、また切な可笑しい。今日は特に客席の反応がホットで、それがトークに拍車をかけてました。
  • 対決がとっとと終了してしまったので、こういう話をするつもりだった、とゆるーく消化試合。吉田氏の「先輩」駒、いろいろあるんだけれど、短いやつだとーと言って出してきた家城氏の話が面白かった。家城氏は酔って寝てしまうと絶対に起きなくて、いつもタクシーとかで寝てしまうと後輩複数で抱えてアパートの2階まで運んでベッドに投げる、というコースになっているのですが、そのときは吉田氏ひとりで、タクシーで寝られてしまいどうしようと思っていた→寝ながらもなんか喋っている家城氏、「吉田、ここ代打だよ」と野球の話をずっとしている→夢でゲームをしているのだと思い、「家付いたらゲームしましょうね」と声をかける→それでもまだ「ここは代打なんだよ」とか言っている→到着したとき、どんだけ声をかけても起きないで、まだ代打がどうのこうのと言っている→腹が立った吉田氏、「代打家城!」と声をかけたら、「はいっ」と言ってさっと起きた家城氏(笑)。
  • 文田氏の「お店」駒は、中古ショップで買った「RPGつくーる」ソフトのこと。これがまた文田氏が好きそうな内容で…客席の「いやーー」という悲鳴にご満悦そうでした。厨二要素、絶対ちょっと盛ってるでしょ(笑)。
  • 根建氏が、また「哀」駒当たったらどうするつもりだったの?と振られて、披露した塾(日能研)の話もすごく切なかった…根建ママ教育ママさんだったんだねえ。しかし根建氏、よくブレずに育ったなあ。もう芯がああいうお子さんなのかしら。聴いていた相方がボソっと「あーひどい親だねえ」と小さい声で言っていた…。

全体的に家族の話と、加えて下ネタが多く、まあ楽しそうでした。吉田氏、相方の話のときはぶすくれているのに、文田氏のゲームの話のときはちょっと食いついていたのが気になった。ていうか今さらだけど吉田氏が気になるのです。もっと観たい。あの長い手足がひょろひょろと動くと目が行っちゃうよー。
トークするときは、イスから立ってひとり前に出てお客さんに向かってしゃべるスタイルになっていて、トークし合う感じが希薄になっていたのが残念だったかな…盛り上がってくるとまた違うのでしょうけど。私はどうしても、話を聞かされている相手のレスポンスとか態度とかを観察するのが好きなようで、それがあまり見られないとちょっとさみしかったり。それでも、いごしょふたりで対決するのとはまた違う掛け合いも観れるので、今後行くとしたらゲスト次第かなあという感じです。よしもとに明るくないと、ゲストによっては置いてけぼりになってしまうので…。