最近読んだ本

名もなき毒

名もなき毒

並行して最後につながったふたつの事件とともに、杉村氏が時折引き上げてくるやるせ無い切なさに胸が痛くなった。それでも家族の描写は愛おしくて幸せで、キャラクターたちは相変わらずみな魅力的。ドラマにしてほしいなあ。
「誰か」は呼んでいないので読まないと。
月への梯子

月への梯子

こんな結末で終わってしまったのは、決してナシだとは思わないけど、結局ボクさんの奇跡やそこから得られたものや失ったものや暴かれたものをあっさりと否定されたような印象でちょっと寂しい。
木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚

結局のところ、本当にアキの出した結論が真実なのかは分からないままなのよね。それでも良いのが恩田作品だね。
薄闇シルエット

薄闇シルエット

共感しまくりで胸が痛くてたまらなかった。前に進みたいし変わりたくないし変われない。それでも、いつか大人になれるのだろうか。