「ジェニファーズ・ボディ」

よく知らないまま観たのだけど、面白かった。悪魔になっちゃった女の子が美しさのために男を喰らうようになり、それを親友だった子がなんとかする話。女の子同士の意味なさげキスシーンがやたら丁寧だったり、下品なことばも描写も、ティーンネイジャーらしく元気よく。何より諸悪の根源なのが、インディーズバンドが売れたいがために悪魔と契約しようとしちゃったからってのがもう、グっときてしまいました…いいねーその発想。そうか、これがエログロナンセンスか!
マンマ・ミーアで娘役だったアマンダ・サイフリッド(シーフィールドではないのか)がとても頑張っていて魅力的でした。最後の刑務所から出るときもシュールで最高!結末は後味悪さを残しつつ、嫌いではないです。あれは復讐というより、ニーディのリセットの瞬間かな…。まあそもそもニーディがジェニファーを「処女」だと言わなければ、彼女は狙われなかったのだし…
気持ち悪さより、ぶっとんだ清々しいグロテスクさで、飽きずに見ることができました。もう1回観たいとは思わないけど(笑)。