ミドリカワ書房ワンマンライブ2010「リキッドdeドッキリ4"ever"」〜おまえのうた（注意）〜

今までのリキッドdeドッキリのおふざけ（←褒めてます）が嘘のような、シンプルで真っ当なライブでした。録音MCもなかったし、曲いっぱいひたすら披露してくれて、ミドリカワ書房やっぱりかっこいいなとしみじみ思わせてくれたライブでございました。ドッキリも「みんなのうた」もずっとforeverですね。これからの書房にもずっと期待していきたいです。
だいたいのことは"ナタリーさんの記事"でも読んでいただくとして、今回はいつもより個人的な感想を残しておこうかなと思います。書房も「今日もナタリーが来てますから。ナタリー！っつって！」客「ナタリー！！」（笑）

2曲目の「Rockn'roll保健室の先生」のにしやんの踊りがかわいい。首も動く。
みぎっちょが細長いウッドベースを出してきたので「なに？そんなおっきいの出して」と書房。左を向くとシモンさんも座っていて「あれ！イスに座ってる。アコースティックな雰囲気で、やりたいの？」ということで、ちょっとムーディなコーナー。「かわいい歌でしてね」って「誰よりもあなたを」を紹介したのがかわいい。「大丈夫」のミクさんコーラス部分も、キーボードの女性がやっていて新鮮でした。あれ、SEAKETの越智嬢だったんだね！いいとこから連れてきましたね。すごく丁寧に、頑張って弾いてらっしゃるのが伝わってきました。
「雄と雌の日々」を聴くと、いまだに書房さんを初めて知ったラママ（呼人さんの弾き語りツアー）に心がトリップします。あのとき妙に不思議な空気をまとった青年の、初めて聴いた曲がこれで、「ああこの人はこういう表現者なのか…」とひそかに心を掴まれてたんでした。同じときに「馬鹿兄弟」を聴いて、ざわついた気持ちがちょっとほっとしたんだっけ。
今回の「ミドシンを聴きながら」は良かったなあ。飄々とした感じではなく、熱入れて歌い上げてて、その姿を後ろからシモンさんがまたいい笑顔で見つめてんのがほほえましくてさー。

「もうしばらく、みなさんの前に出る予定ないですからね。名古屋ではなんか、変なのが決まってますけど。東京ではないから、目に焼きつけといてください。冥土の土産に」「こうしてると、あたかもスターみたいでしょ」とおでこに手を掲げて客席を見渡す。ミ「…ミドシーン、とか言えばいいのに」客「（慌てて）ミドシーン！」「ミドシーン！」ミ「おせーっつって！うるせーうるせー！」（笑）。
バラードコーナー、ものすごいずっしり。「危険な二人」から「おめえだよ」のにしやんが仁王立ちでコーラスしていた…。

茂木さん登場で、「ミドリカワさんとは、出入りの業者以上、友だち未満の茂木淳一です」とのこと（笑）。モ「俺は疲れてねえよ！出番も少ないし」ミ「今回アルバムだってちょっとしか参加してないんだからいいじゃないー」（笑）。新宿タワレコで8週連続インストアの話とかしてたけど、知らないお客さんのほうが多そうだったなあ。私もリアルタイムじゃ知らないけれど。
没曲から披露させられることになり「やだー」「やだわー」「なにこれー」と直前まで本当にぶつくさ言っていた書房。最前列に居た妙齢のおじさんが、まるで流しの人に贈るように拍手を始めたのが面白かった。終わってガンボが戻ってきてからも、みぎっちょに「こういうことは言っといてほしいんだけど…知ってたんでしょ？」→首をかしげるみぎっちょ→「あーもう、きもちわりーなあ！」ｗ

「続・それ真」は、一時期のえろさはなかった気がする（笑）。ひょろ長い手足がよく動いてましたよ。
にしやんがセンターでサックスを吹きまくっているとき、サイドにずれた書房さんを撮ろうとするカメラマンのお姉さん（ナタリー）、それに気付いて見下ろす書房、「にしやんを撮ってあげなさい」とばかりに指で合図してあげてた（笑）。
ベストはその日に買ったので、「みんなのうた」は初聴きでした。「実は私サンタクロースだったんですよお」には失笑が起ってましたけど、この曲はどういう気持ちで聴くべきかいまだに落ち着かない。

アンコールの「くたばれ！花粉」はかっこよかったなー！あんなかっこいいアレンジになるなんて。マスクしてギター弾くシモンさんもカッコいい。ビジュアル系。今回はバンド紹介がなくって残念でした。「忘れた」って言ってるけどほんとかしら。
ライブもストイックだし、なんだか引退でもしてしまうんじゃなかろうかと思ってしまったけど、最後には「また近いうちに会いましょう」って何度も言ってたから安心しました。余談かもしれないけど、飛び出しで旭川へ帰るような状況だったそうで、（→☆）、何も分かりませんがとりあえずお疲れ様でした。たっぷり曲が聴けて本当に楽しかったです。

恒例の写真撮影は、いつもデジカメを忘れるのですが今回は持ってたので、阿呆のように撮ってしまいましたよー。

わざわざ下手側へ来てくれたり。改めて見ても「ロングヘアー書房」だなー！