"2大スター夢の競演"ミドリカワ書房 vs sugarbeans@shibuya gee-ge

以前ミドリカワさんがブログで書いていた、セブンスの元オーナーさんがオープンした新しいライブハウス。綺麗になったセブンスとよく似た雰囲気のすてきなところでした。ごはんも美味しそうだった。食べられなかったけど。オープン記念ライブ、さりげにこっこちゃんとか出てたんですね、すごいな。
ていうかシュガーさんと書房さん*1の競演だなんて行かないわけにいかんのだけど、開演ギリギリまで職場に居たのでタクシー乗っちゃったよ・・・間に合ってよかった。

  • 最初がシュガーさん。いきなりソックスの歌で笑いそうになっちゃったよ。やっぱり心地よいなー、グランドピアノすばらしいね。真ん中の聞いたことのない曲がすごく良かったんだけど、なんて曲だったのかな・・・*2
  • サポートは高橋さんと時光くんで、シュガさんが「時光くんもね、書房さんとは付き合いが長くて・・・」と紹介したら「知らない!」と即答(笑)。
  • 「この後は書房さん出てきますから」と言ってはけていくシュガーさん、すてき。
  • 書房さん、出てきて武藤ポーズしようとしたら足元のコードにひっかかってよろめく(笑)。サポートはシモンさん、みぎっちょ、にしやん。みぎっちょのベースは細長いコントラのようなかっこいいやつでした。セットリストは最近の定番曲ダイジェストでしたが毎回ガンボのアレンジが違っているので楽しめるなあ、豪華だなあ。ノドの調子も良かった気がする。とてものびのび歌ってました。「雄と雌の日々」がやさぐれつつもすごくしなやかでね、なんだかグっときた・・・。
  • ジージ開店おめでとうって話。オーナーさんから「出てくれ!」って言われたときは「やだなあ」って思って、「はあ」と返事をした書房さん(笑)。今日はしゅがちゃん(て呼んでた)を道連れにして一緒に出てもらったと。「しゅがちゃん、良かったでしょ。しゅがちゃんだけが、本物の音楽ね。あとは、まやかしですから。私を含め。今日はそんなまやかしの曲をたくさんやります」(笑)。
  • さきほどサポートをしていた時光氏が、30にして小平の実家を出て一人暮らしを始めたことを話し出す書房。それが井の頭線沿線の、書房さんの家の近くだそう。「30歳にして初めての一人暮らしですから、暇らしいんですね、することなくって。だから今日、住所聞けば教えてくれると思うんで、遊びに行ってあげてください」と(笑)。「知らない」発言への仕返しなのか。
  • 明後日には大阪で栗コーダーカルテットとツーマンがある書房さん、「大阪行くの、楽しみー!このメンバーで行くの。ね、楽しみ!」となんとも浮かれたテンションで告知。ガンボも苦笑いです。なにルンルンしちゃって。いつもツアーはめんどくさいとか言うくせに。
  • シメが「頑張るな」で沁みました。頑張るなよっていわれたけど頑張ろーって思っちゃったよ。
  • アンコールはふたりで登場。お題を募集して、お互い曲を作って対決しようという企画を立てたはずだったのだけど、なんか微妙な空気のふたり。ミ「あたしが告知し忘れたから、ベストにかまけて」。でもちゃんと、お題に関するメールが来ていて、すごくちゃんとした長文のお手紙だった・・・そんなファンの方もいるのだな(ヒドい)。そのお題は、9歳年上の彼氏「はるちゃん」。書房さんの曲は、本人も言ってたけど本当にまっすぐなラブソングで、かわいいこと言い過ぎてて若干気持ち悪かった(笑)。一方シュガーさんのは、彼女が家探しをしている間、はるちゃんの家に住まわせてもらっていたというエピソードを切り取っての曲。適度な創作も加えられてて、かわいかったなあ。こうして聞くと、書房さんは出来事やトピックの裏にある人間の物語を浮き彫りにする人で、シュガーさんはどんな人にでも物語があるということを描く人なのかなあと思った。なもんで、個人的に書房は小説家よりもルポライターと称されるほうがしっくりくるのよねえ。
  • シュガーさんが披露しているとき、書房さんはじっと膝に手を当てて神妙な顔(口がすごいへの字でしたけど・・・)で聴いてたなあ。「あたしはどうしてもまっすぐに作っちゃうのよね」。対決といえども特に勝負はつけずに終わり。書房さん、シュガーさんの音楽が本当に好きなんですねえ。
  • 10月のリキッドに出れないシュガさん。「なんでよーあなた!」とご立腹書房(笑)。なのでキーボードできる人募集中。
  • ラストはいつもミドシンコールだけど、今日は「しゅがびーん!」で(笑)。光栄ですってうれしそうなシュガーさん。シ「最初、なんか言うんでしたっけ」ミ「行くぞー!って」(笑)

いやー、おしゃべりもふわふわしてた。プライベートすぎて逆に人前じゃ浮ついちゃってるふたりの感じがなんともほほえましい。書房さんがよく喋る喋る。私は買っていないけど、物販でもシュガーさんのところにいちいち口を出してきてたみたいよ。個人的には、もっとセッションとか期待しちゃったからあっさり終わってしまったなあという印象でしたが、それでもなかなかありそうでない組み合わせなわけで、楽しかったです。最近の書房はお友達自慢を惜しまないな!

(9/19 up)

*1:シュガさんのこの呼び方がとても素敵だったので、このたびから真似することにしました。

*2:追記:「永遠の今夜」という新曲でした。ぽんこつ日記より