読了・宮部みゆき

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)

孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)

孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)

うえーん。ひさびさに宮部作品でだばだば泣いたなあ。解説で児玉清さんも書いてますが、いとおしさと切なさに胸がいっぱいになりました。たくさんの出てくる登場人物のみんなが魅力的で、それだけにあの人もこの人も死んでしまうから本当に悲しかった…。宇佐、ほんとうに素敵な女の子。軽やかで賢くてかわいらしいうさぎ。宮部作品では珍しいタイプだと思いますが、四国の海という独特の藩の設定だからこそでしょうね。
おそろし (新人物ノベルス)

おそろし (新人物ノベルス)

鏡の話と、元締めとなる屋敷の話が怖かった。空間に呑まれるというのは絶望に近い恐怖がありますね。おちかと若旦那はこれから進展してったりするのよね。もう続編が出ているので文庫を待とうか読んでしまおうか悩み中〜