押入れのちよ/荻原浩

押入れのちよ (新潮文庫)

押入れのちよ (新潮文庫)

表題作はとても好きな感じで良かったのです。ちよ、かわいいし、28歳の男子との組み合わせも個人的にツボ。ただ他のブラックユーモア的なものがあんまり肌に合わず、後味悪い印象でした…。「老猫」から「予期せぬ訪問者」までの流れが特に。こういうグロテスクなところが裏荻原だと解説でも書かれてるんですが、しんみり系が負けちゃっててちょっと物足りなかったです。