カリカ「MEETS」vol.4@北沢タウンホール

出演:カリカ
小林顕作(宇宙レコード/コンドルズ)/山崎樹範永野宗典(ヨーロッパ企画)/李千鶴
コッセこういち/デッカチャン/浅野千鶴

山崎さんがついにカリカにお呼ばれされたよ!仲良しの人と舞台でコントするやましげが本当に楽しみでわくわくしながら行ってきました。結果、やましげファンとしては大満足です。家城氏ありがとう!しっかしライブ自体はたっぷり2時間半以上で、疲れました…。



カリカと4人の俳優さんでそれぞれ1話ずつ長めのコントをするもの、というMEETSの流れは知っていたけど、そもそもカリカのコントをちゃんと観るの初めてなので、何とも書けませんが、まあいい感じに狂気に溢れてました。ブラックとかそういう次元じゃないよね。舞台は真ん中に白いドアがあるセットが常にあって、転換では小道具を運ぶ役割の3人がミニコントをして繋いだり。これをデッカチャン達がやっていて、最終的に4本目のコントと繋がっていました。ぶっとんだコッセ氏が4本目の話に収束したときは安心してしまった(笑)。壊れてる人が壊れてる理由が分かるとホっとする…。そして絶妙なタイミングで使われたファブの「若者のすべて」。
山崎さんは3本目の「ナカヌキから聴こえる」。現代で人間との戦争が始まり、陰陽師に追われた妖怪3人組のお話。4本のなかでもこのコントが一番好きでした。他より明るいし、3人が仲良しな関係なのも良かったし、とにかく3人のやりとりがバカバカしくて楽しかった。こういうノリのコントをやましげのために家城氏が書いたということも嬉しいです。与えられるべくしてという役をもらっていたなあ。途中でキレたり、泣きそうになったり、舞台ならではの演技もてんこもりだったし。オチ的にナカヌキが裏切ってしまうというのも、それっぽくて良かった(笑)。小僧さんのような格好の妖怪で、プリーツスカートみたいなのを履いてるんですが、上着の裾が短いため本当にただのスカートみたいになってて可笑しかった。
「諸刃のこけし」は、あの素材(うん○)をあそこまで料理できてすごい。あれこそ不条理というべきか…。家城氏の名言が多かったのもこのコント。見ていて精神的に追い詰められたなーあれは(笑)。家城氏は素材と流れ(このコントならSM)とタイトル、どこから思いついたんだろう。

  • 「KETSUAGE2009」(MEETS永野宗典
    • 転換1
  • 「まなぜに回し」(MEETS李千鶴)
    • 転換2
  • 「ナカヌキから聴こえる」(MEETS山崎樹範
    • 転換3
  • 「諸刃のこけし」(MEETS小林顕作

カーテンコールでは永野氏がいじめられててかわいかったです。永野氏を甘やかしたいカリカ(笑)。