「Simple Set MANZAI」@新宿劇場バイタス

一番面白かったのはエンディングでした。他事務所同士が和気あいあいとしてるのが観れるのはいいですねえ。楽しかったけど、前回のコント編に比べたら全然疲れなかったです。やっぱり「話を聞く」ことが漫才を観ることだからなー、コントだといろいろ考えちゃうもの。あんまり変化球な、個性的な人はいなくて、みんな基本的に元気でよくしゃべる漫才ばかりでした。のんびりしてたのは風松さんくらい?(笑)風松さんも今年初でやっとという感じだけど、今回はなにより囲碁将棋ですよ〜。以前のSSLに出て欲しい人アンケートで、こっそり私書いたのです。長めの漫才観てみたかったの。またK-pro主催に出て欲しいなあ。
オープニング映像がすごくかっこよかった。どんどん凝っておしゃれになっている…チラシもカラー刷りに!(写真。走り書きが多くて寄って撮れない…)

最初全組残そうかと思ったけど、書いてるうちにめんどくさくなってしまった…ので、個人的なポイントだけ。

  • 囲碁将棋はナツメロネタ。美声と名言を堪能したよー。「それが大事(子ども用)」面白かった〜オチもやたらキレイだったし(笑)。根建氏はあんなに表情を操る人だったのかー。びっくりした顔が多いなか、文田氏が子ども用を披露してるときの、楽しそう(?)な顔が良かったです。
  • 囲碁将棋の中MC。「知ってる人?」と客席に聞いたら8割くらいが挙手して驚くふたり。文「最高記録出ちゃったんだけど」「満員のルミネでひとりとかあるのにね」「普通の囲碁将棋のほうかなあ」(そんなわけない)。MCだけど、話すことない、なんとかしてと根建氏に丸投げされた文田氏の4兄弟トーク。だいすけ、こうすけ、りょうすけ、みちなりで末っ子くんだけおかしい。しかも一人だけメガネしてないし血液型も違うし、根「絶対連れ子だろ!」。そこから、女遊びが激しいというお父さんの話に…後半はお客さんを引かせてしまい*1、根「最悪だよ下ネタ言って引かせるとか…」「だから最初(MCを)断ろうと思ったんだ」。慣れてなくて仕切りにテンパってる様子がなんか良かったです。やっぱり普段の会話がそのまま漫才になったようなコンビなんだな。
  • 風松さん。出てきて、松「色白ともやしっ子でやってます…」風「あんたしか当てはまんないよ」。ネタはお父さんと子どもの会話→ハンバーガーショップの店員。ふたつのネタの繋ぎが、松原氏の「子どもが欲しいとか言ってないで、俺の要求も聞いてよ」だったのがすごい(笑)。
  • ブロキャス、ひとつひとつは面白いんですが、相変わらず散らかっているなあ…という印象が。きれいにまとまればなあー。吉村氏の天真爛漫なボケも好きだし、とにかくふたりが楽しそうにやってる感じもいいんですけどね。
  • 風松さんの中MC。兄弟の名前の話が出てるので、ということで風籐さんのお兄さんは「健一」で、弟と合わせると「健康一二」になる。松「“いちに”は足踏みがなにかでしょ?」(笑)風松さんの紹介で、ボーナストラック・大阪の双子女性コンビDr.ハインリッヒ。ちいさい!そしていくつなの?という感じでした。雰囲気が独特で、正直乗せられないまま終わってしまったという感じでした。時間短いものねえ。その後風松とトーク。一卵性双生児ですか?と聞いて、「わかんないです」と言ったのを素で「ワカメです」と聞き間違えた風藤氏(笑)。出生時の検査をちゃんとしないと分からないという説明に、「「えっ!そんな決め方なんすか?」」と一言一句違わずユニゾンする風松(笑)。なかなかフワフワしたトークでしたけども、ハインリッヒがはけたあと、「俺らのほうがコンビネーションは良かったけどね」と押さえる風藤氏でした。
  • 磁石は子どものしつけからオリジナル昔話という新ネタ。昔話で「つっこむところっていうか、ナゾが6個あったよ!」っていうのが良かったです。つっこまれてるときに永沢氏がへらへらしながら切り返したりするのもいいなあ。前半も永沢氏が特に遊んでて面白かった。
  • エンディングも磁石の仕切り。告知は?ふったのに、誰も告知がないという。ゆったり感江崎氏とブロキャス吉村氏を見て似てない?と佐々木氏→よく言われるんですよー、そして中村氏はともさかりえに似ていると(笑)。ブロキャス房野氏と、永沢氏も似てない?→永「房野くんとはねえ、ほんとよく言われる…」(やっぱりそうなのか)「俺に憧れて、上京してきたんでしょ?」→普通に「名古屋にいたころそんなに会ってないでしょ」と返される(笑)
  • Dr.ハインリッヒが、東京だけどワッハ上方の告知を(笑)。出てきたふたりに、「ちっさ!」と驚く佐々木氏(ふたりとも150センチ未満のようです)、「ほらこうやっても当たんないもん!」と自分の肩の高さで腕をぶんぶんふりまわして、下からハインリッヒのふたりに思いっきり睨みつけられてました…
  • 今回空き時間が多かったので、ある人にドッキリをしかけたと発表する佐々木氏(永沢氏は知らなかった様子)。佐々木氏、ずいぶんいつもよりご機嫌で元気に仕切ってるなあと思ったら、そんな楽しいことやってたんだね…そりゃはしゃぐよね。ドッキリの内容は、「先輩芸人とAV女優からの飲みの誘いどっちを取るか?」というもの。この時点で、松原氏が後ろで顔を伏せてしまい明らかでした(笑)。顔がさらに蒼白になってたよ!仕掛け人は佐々木氏と56樋口氏と風籐氏と、そのAV女優からのメール文面を作った上々軍団鈴木氏。女優さんからお誘いを受けたと思った松原氏の第一声は、「…おれでいいんですか?風藤じゃないんですか?」だったそう(笑)。風藤氏いわく、そのあとのネタあわせ中も松原氏はなんだかウキウキして、やたらアドリブとか入れてきたと。結局、先輩芸人(マシンガンズ西堀氏の設定)と女優さんの、どちらも取ろうとしてた、という結果に。
  • ドッキリの内容を話す前に、猿橋氏が「あ!わかった!俺らのネタのときにお客さんに笑わないでって言ったでしょ!」と茶々を入れ、そんなんだったら俺らもかけられましたよ!と出てくるゆったり感(笑)。
  • 佐「まあAV女優とか興味ないでしょ?だってオカマだもんね」松「だれがオカマじゃコラ!」→佐「あ、じゃあ風俗とかも行くんですか?」松「風俗ガンガン行きますよ」佐「じゃもう風俗松原だ」→それじゃ風藤氏が風俗ってことでしょ!と周りから総ツッコミ(笑)。このふたりのケンカ、お約束なんだねえ。最後にゆったり中村氏が「あのーそのドッキリ、今度吉本芸人も入れてもらえませんかね!」完全に蚊帳の外になってたからね、吉本組。
  • 歌ネタ、読み上げネタが多かったような。前の組のネタを継いでツカミに入れてきたり、そういう自由度の高いところが見れたのは、ネタ時間が長めっていう余裕があるからかなあ。漫才ならではという感じでいいですね。書いてないけど、みんな面白かったです。

*1:文田氏の初体験のこととかいろいろ…